それが、太平洋戦争敗戦による戦死者300万人、原爆、焼野が原、他国から占領統治される屈辱・恥辱・不安。
俺らの先人は、今の俺らよりも絶望だったかもしれない。
これで日本はオワコンになったと思ったかもしれない。
三等国に転落するであろう日本から海外へ逃避したかったかもしれない。
それでも先人は必死に頑張ったじゃないか。
これは昭和20年8月15日、昭和天皇の思いを込められた玉音放送の抜粋である。
日本国民であって前線で戦死した者、公務にて殉職した者、戦災に倒れた者、
さらにはその遺族の気持ちに想いを寄せると、我が身を引き裂かれる思いである。
また戦傷を負ったり、災禍を被って家財や職業を失った人々の再起については、私が深く心を痛めているところである。
今後、日本の受けるべき苦難はきっと尋常ではない。国民の本心も私はよく理解している。
しかしながら、私は時の巡り合せに逆らわず、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、
未来永劫のために平和な世界を切り開こうと思うのである。
ぜひとも国を挙げて、一家の子孫にまで語り伝え、誇るべき神州(神の国・日本)の不滅を信じ、
責任は重く、かつ、復興への道のりは遠いことを覚悟し、総力を将来の建設に傾け、
正しい道を常に忘れず、その心を堅持し、誓って国のあるべき姿の真髄を発揚し、
世界の流れに遅れを取らぬよう決意しなければならない。国民は、これら私の意をよく理解して行動して欲しい。
血を受け継いでいる俺らは先人に劣るのか?
現代日本人だってできるはずだ。
俺らは負けるわけにはいかんのだ。
ここで負けたらあの世で先人に会わせる顔が無い。








