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2011年5月3日火曜日

「行動のコード」理論の用例

188 :名無しさん@涙目です。(dion軍):2011/05/03(火) 07:14:58.36 ID:5IZVbLVRP


記号論的アプローチならバルトの「行動のコード」がちょっと面白かったな。
行動における規範的なコード、一貫した論理を抽出してみようという理論なんだけど。

それを抽出してみたら、そこからどのように逸脱したかといった観点から
物語における「行動」について論じることができるようになった。

たとえば、電話を受け取るという行動を見てみると

受話器を取る、メッセージを聞く、それに対して答える、受話器を置く
メッセージに従って行動する。

といった一貫性が抽出できる。
ここに一つの規範的なコードを見てとって

そこからどのように逸脱しているかといった視点から行動を論じることができるようになる。
言い換えれば、日常的な行動のコードからどのように非日常化、異化しているのかということだね。

受話器を取る状況はどうだったのか、どのようなメッセージなのか、どのような返信をしたのか
あるいはしなかったのか、メッセージに対してどう反応して行動したのか。

たとえば、受話器を取るとき彼はスパゲッティを茹でていた。
返事をしているときにはアバドが泥棒かささぎを奏でていた。
相手は言葉もなく電話を切った。

といった規範の逸脱が何を意味するのかとか考えるととっても面白い。